たくさんのジブリ作品に登場するヒロインたち。個性的で違う魅力を持ち合わせていて、美人からドジなキャラクターまでタイプがいろいろ。そんなヒロインたちを勝手ながらまとめてみました。
ナウシカ(風の谷のナウシカ)
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「こんなに世界は美しいのに。こんなに世界は輝いているのに…」
完璧系女子。見た目がかわいいだけでなく、性格も心優しく芯があって頭がいいという完璧さ。大切な人の為に自身を犠牲にしても立ち向かう強さを持っている。族長の娘であるナウシカは、住民から深く敬愛されており、人が恐れる腐海の虫とも心を通わせる少女だった。圧倒的人気!
シータ(天空の城ラピュタ)
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「ここが玉座ですって?ここはお墓よ。あなたと私の」
家庭的女子。料理が得意で女の子らしい反面、自分をしっかり持ち、大胆で行動力がある。シータの本名は 「リュシータ・トゥエル・ウル・ラピュタ」
トゥエルは真、ウルは王を意味する。ラピュタを支配しようとするムスカとは、かつて同じ一族だった。。。ムスカに恐れず立ち向かう様は鳥肌もの。
キキ(魔女の宅急便)
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「助けてくれてありがとう。でも、助けてって言った覚えはないわ」
ツンデレ系女子。13歳で親元を離れ、一人前になる修行に旅立つという設定。無邪気で明るいが、挫折も感じながら大人になっていく姿が微笑ましい。親目線で応援したくなる思春期の女の子。
サン(もののけ姫)
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「アシタカは好きだ。 でも人間を許すことはできない」
気難しい系女子。ヒロインのサンは山犬の牙を恐れた人間から生贄として捨てられ、山犬に育てられたという悲しいいきさつをもつ。人間を恨む心はかなり根深く、人間に心を開こうとしないばかりか気性が荒い野生気質。だが、アシタカに出会うことで人間の心を取り戻しはじめ変化していく姿に魅了させられる。
千尋(千と千尋の神隠し)
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「私がほしいものは、あなたには絶対出せない」
不器用、無気力系女子。初めこそ、引っ込み思案で不器用、そっけない感じのヒロインでしたが、途中から別人のような成長を遂げます。ハクや自分の家族を救うために、自身がたくましく変わり、行動する場面は圧巻そのものでした。ジブリヒロインの中で、一番の成長をみせたといっても過言ではありません。
ソフィー(ハウルの動く城)
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「私なんて美しかったことなんて一度もないわ」
芯が強く、頑固系女子。頑固な性格の裏は、自分が大切にすると決めた人たち、ハウル、カルシファー、老いた荒地の魔女のことは何が何でも見捨てないという思いやりにあふれている。人には迷惑をかけずに自分の脚で立って生きていくという、強い女性でもある。ヒロインの心のもちようで、若返ったり、おばあちゃんになったりする。自分は美しくないと思っているソフィーに対しハウルが「ソフィーは綺麗だよ」と言い切る場面がなんとも素敵。
サツキ、メイ(となりのトトロ)
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「メイのバカッッ!!もう知らない!!」
しっかり者系女子。メイの姉サツキはお母さんが入院中も家事をこなし、妹の面倒をみるしっかり者。退院を心待ちにしていたが、退院がのびてしまいメイと喧嘩したあげく、ぐずったメイがいなくなってしまう。必死に妹を探すサツキ、お母さんに甘えたい気持ちをぐっと抑えながらも、お姉さんぶりを発揮する姿は涙もの。妹を思うからこその兄弟愛にじんとくる。
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「ダメだもん! お母さんにあげるんだもん!」
典型的末っ子、だだっこ系女子。まだ4歳という設定の妹メイ。4歳なので、思ったことはストレートに言い、自我を通す。我慢という言葉を理解できないため、突っ走る。我慢をしいられている姉サツキとは対照的に、末っ子ならではのわがままっぷりがさく裂。入院しているお母さんにトウモロコシを届けようと一人で病院にむかうも迷子になる。サツキに反発しながらも、ほんとはおねえちゃんが大好きで、甘えん坊。
ポニョ(崖の上のポニョ)
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「ポニョ、人間になる!」
異色系ヒロイン。魚の女の子という設定のポニョは、海の女神を母にもち、魔法使いの父に育てられている。ある日、家出をして海岸へやってきたポニョは、空き瓶に頭が挟まっていた人間にところを、保育園児の宗介に助けられる。宗介は魚のポニョが好きになり、ポニョも宗介が好きになる。最後はポニョの人間になりたいという気持ちが認められ、見事人間になる。子供には子供の人生がある、ということを教えてくれた作品。
月島雫(耳をすませば)
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「私だって前は、ずっと素直で、優しい子だったのに」
マイペース型女子。ジブリのヒロインでは珍しい、どこにでもいるようなごく普通の中学3年生の女の子。進路も決まらず、将来やりたいことがわからない。恋愛なんてとんでもなく不器用。最後には自らの道をなんとか切り開いていこうともがく姿が、過去の自分を見ているようで歯がゆかった人も多かったはず。
アリエッティ(借りぐらしのアリエッティ)
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「人間がみんな、そんなに危険だとは思わないわ」
勇敢系女子。主人公のアリエッティと家族は人間から「借り」を行う中でたくさんの災難が降りかかります。決して人間に見つかってはならず、仲良くなるなんてとんでもないという掟の中で、ある日人間に見つかってしまう。そんな厳しい状況でもひるまず、立ち向かってゆく勇気あるヒロイン。
マーニー、杏奈(思い出のマーニー)
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「ねぇ約束して。私たちのことは秘密よ、永久に」
お人形さん系女子。登場した瞬間から不思議な雰囲気をまとい、異質な感じMAXの金髪マーニー。ジブリヒロインのなかで際立つ美少女です。どこかミステリアスな感じがしつつも、杏奈に優しく接するやわらかい性格の持ち主。
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「輪には内側と外側があって、私は外側の人間。でも、そんなのはどうでもいいの」
ひねくれ系女子。子供のころ複雑な環境で育ち、心に傷を抱えてしまった杏奈。周りの人間とうまくコミュニケーションを取れず、自分の殻に閉じこもる。なげやりで子供っぽさが目立ち、ひねくれた考え方を持つ杏奈と、人にそっと寄り添うマーニーはまさに対照的に描かれている。
テルー(ゲド戦記)
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「死ぬことが分かっているから命は大切なんだ」
ぶれない系女子。暗い描写が多いといわれるゲド戦記。テルーは辛い過去と経験ゆえに命を重く、大事に思っています。故に、命を軽率に思うアレンには最初嫌悪感を示します。アレンが心に傷を負っている過去を知り、次第にアレンに寄り添うようになるテルー。心の繊細さはありながらも、ぶれない軸をしっかり持っている。はっきりと物言う姿、敵に立ち向かう姿が印象的です。
松崎海(まつざきめる)コクリコ坂から
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「血がつながっていても、たとえ兄弟でも、ずーっと好き」
ピュア系女子。父を亡くし、母は外国にいる。2人の妹と弟の世話を見ながらコクリコ荘を一人で切り盛りする海。高校生の恋物語で、俊と出会い、2人はお互いに惹かれ合っていきます。俊への気持ちも、自分の仕事も、すべてにおいてまっすぐで全力で向き合う海は、心が純粋。青春時代のピュアな恋愛が初々しい物語です。
菜穂子(風立ちぬ)
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「私 治りたいの 二郎さんといっしょに 生きたいの……」
古風な理想の奥様系女子。この作品をもって宮崎駿監督が引退を表明しました。最後のヒロインとなった菜穂子は、これまでのヒロインとは全く違う女性として描かれました。活発で天真爛漫な菜穂子は、結核にかかってしまい、辛い闘病生活を送ることになりますが、それでも二郎と結婚し夫の仕事を支え続けます。結核の病状はどんどん悪化し、苦しいはずなのに、二郎の前では気丈に振る舞い続ける菜穂子。好きな男性と生きる為にすべてを尽くす献身的な女性です。